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2020.08.13 09:36
barber LOTUSは、寛ぎをテーマに求めたモダンな理容室です。 ウェブサイトをご覧になって、ブログもお楽しみ下さい。

能登へ、ソロツーリング

bike my favorite 2012年05月11日

『これから、遠くへ行くんだな〜』

自分で運転して行ったのって一番遠くても… 300kmほどの名古屋

それですら『ここは運転して来る所じゃないな』、そう思ったっけ

そんな事を考えながら、午前3時過ぎに暖気を始めた

目指すは、能登半島輪島 片道540kmはある

滝野川ICをくぐってからも、『関越から北陸道?中央から高山?』と迷う

結局、ふらふらと左だ

これは性格なのだな、やったことの無い事にチャレンジしないってのは…

ひとつ自分の中で変えたいところだ。

走りなれた松本までの道、夜明けの諏訪SA  缶コーヒーが離せない

『寒すぎる!!』 天気予報はチェックしたはずなのに

『今朝は3℃しかないから特段な、ずっと10℃はあったからな』給油をしながら教えてくれた

3シーズンのグローブじゃ指の感覚もとぶ、ようやく白川IC 辺りで陽の暖かさに和む

岐阜も富山も、もちろん石川だって初めてだ

何度も行った松本ののどかな感じが大好きだが、知ればもっといい所はあるものだ

とくに能登有料道路は、走らせながら『ウワァーーーーーー!!』と叫ぶほど気持ちがよかった

輪島に無事到着したのは、7時間半後だった

『よく走った、手も股間もビリビリだ〜』

調子に乗って新調してしまった、BELL のヘルメットもこの有様で台無しだ

ねぶた温泉でひとっ風呂浴びた  強アルカリ泉でなかなかなヌルヌル

強ばってた体と気持ちが、じんわりと緩んでいく。

昼飯を後回しにして、このツーリング一番の目的 ”白米の千枚田”へ

2年程前に見たテレビCMで、ここの風景を知ったのだ

山のそれは珍しくないが…

 

海の目の前に広がる棚田に、嬉しくなる気持ちでいっぱいになった。

腹が減り街へ行ってみても、ゴールデンウィーク明けのせいか何もやっていない

唯一やっていた食事処のメニューに、大好きな ”ハタハタの天ぷらと焼き定食”とある

ハタハタと言えば秋田だが、輪島でも水揚げされてるらしい

『ここは朝市の街だから昼を回ればこんな感じよ、朝来れば賑やかだから』とお姉さんに言われる

一人きりの店内に寂しかったものの、一食目にして美味いものが食えた。

ぶらぶらと雰囲気の揃った商店街、陽はあったかいが寂しいな

造り酒屋の壁、店先に ”千枚田” のラベルが貼られた酒を見つけた

僕に味などわからない、酒が好きなあの人に買って行こう

『千枚田のお米も、もちろん使ってますよ。東京からバイクでね〜!?』なんて会話をしながら

バイクなので一升瓶など無理だ、かわいい小瓶だけ。

『夕暮れの千枚田を眺めてからなので、6時半くらいにお願いします』と今夜泊めてもらう民宿を予約した

一泊二食で7500円ほどの、民宿である

電話からも、とても親切そうなご主人だと思えた。

時計は14時

『どこからの眺めがいいのか、夕焼けまでじっくり探してみよう』また千枚田へ走らせる

高台に位置する道の駅には、ひっきりなしに観光客がやってくる

関西や近県からのドライブが多いようだ、バイカーは誰もいない

高低差のある棚田まで降りて行くのは、よっぽどな物好きでさほど多くはない

国道上の農地から、国道沿い、棚田内の遊歩道をくまなく歩いてみる

畦で仕切られた1004枚からなる幾何学模様が、くるくると表情を変えてみせる

友達に『お前、田んぼなんか見に行って何が楽しいの?』って言われたのを思い出した

『そうだなぁ、なんだろうね?でも何かが満たされるんだ』そうしか言えない

あっという間に陽も傾いて、田んぼの水面に映り込みだした

ジリジリした夕焼けで、こっちもジリジリしてくるな

もうこの時間は三脚に一眼というマニアばかりで、コンパクトデジカメでふらふらしてるのは僕だけだ

みんなそれぞれ国道沿いでベスポジをキープしているのに、一組だけ畦に入り込んでる

よく見ると昼間に駐車場でケンカをしてた、大阪ナンバーの夫婦だ

『なんで景色の中に入るかねぇ〜!? 』…でも二つの影の寄り添いに思いやりを感じる

『仲直りしたんだねぇ』。

気づけば民宿へ行く、約束の時間だ! 飯が冷めちゃう

41にして初めての一人でのお泊り、ちょっと緊張する

バイクの置く場所も丁寧に案内してくれて、やはり感じの良いご主人だった

そして飯は冷めていた…焼き魚も煮魚も…、でもこの柚子の効いた塩辛はうまい!

『輪島の塩辛は麹を入れるのょ、柚子入りのも朝市で見つけられるよ』おかみさんが朝市に行きたくなる事を言った。

部屋はこんな感じで、こじんまりとしているが清潔だ

開かなくなったら大変だから、ここまで気配りが行き届いていた…関心する

そしてあまりにヒマな一人の夜を、何をしていいんだか??。

朝8時には朝市にいた、まだ始まりで賑やかでもない

『お兄ちゃん、カニ買ってって〜』『お兄さん、フグが美味いよ〜』

なんだかバリのお土産物屋を、思い出す声かけだ

お目当ての柚子入り塩辛の発送をお願いして、帰路に走る

『また来よう、棚田とひとりお泊りには満足した』。

『来る時は寄ることのなかった飛騨高山を、見ていくか』

”古い町並み” の道路標識に導かれて、走って行く

やかましいバイクの音がまったく迷惑で、歩いてまわった

炭火で焼いている ”飛騨高山名物みたらし団子” の屋台、コレには目がないのだが

『はい、どうぞ』と渡された70円のそれには、お馴染みのタレが無いぞ

甘醤油味だったが…『ぜんぜん、みたらされない』

でも『ちょっとゆっくりと散策したい街だな、もう一泊…』。

18時半、ロータスに到着

『もう汚れたバイクもヘルメットもやりたくない、本当に疲れた』

トリップメーターも一回りして総走行距離 1118.9km、よく走った走った

やったことの無い事にチャレンジしない性格、克服なんかしちゃいない

でも『何かがとっても満たされた2日間だったな、アイツにはわからいだろうけど』

長ブログにお付き合いありがとうございました。。